どうしてもこらえきれなかったんだ。
「好き。」
こぼれるように落ちた言葉は、砕ける前に拾われた。
「知ってますか?人は自分を好きな人に惹かれるんですよ。」
少し、頬が赤かった。
今まで、ポケットの中にあった手が、俺の制服をつまんでいた。
俺は、眼が熱くなるのをこらえながら、
「俺、・・・馬鹿だから、ちゃんと言って・・・?」
涙を見られたくなくて、黒子っちの肩に額を寄せた。
「・・・好きです。」
END
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最近良く黄瀬を泣かせている気がする。。。
私には珍しく黄瀬視点