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@快吏の日記および妄想などが飛び交う(予定)散々なところです。
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シリアス小説ですよ

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彼はつぶやいた。





それは、いろんなものが吐き出された呟きで、




ボクはとっさに彼の腕を掴んだ。
















《彼は爽やかな笑顔で、ボクを置いていくのだ》














それは帰り道。

黄瀬くんは青峰くんにこっぴどくやられた後で


ボクはさして上達しないシュート練習の後だった。



オレンジの夕日も沈んで、あたりは暗く。


街燈の黄色の円が道にぽつぽつと咲いていた。







青峰くんに黄瀬君がやられるのはいつものことなのに


今日はやけに悔しそうで、


隣にボクがいるのに、そこには壁があるようだった。





壁を破るかの様に、黄瀬くんに一歩近づいてみた。


彼は気づかない。



体だって、ほら、触れるか触れないかの距離。




これは友達の距離じゃないんですよ?




黄瀬君の顔を見上げる。




彼は『独り』の顔をしていた。







胸がぎゅうと何かに掴まれ、つぶされる。






ふと、いつもより低い声がボクの鼓膜をかすめた。








「勝たないと意味がないんだ。」
















理由はわからない。



ただ、体中が、拒否をした。








届く位置にある腕をつかみ。


きつく抱きこんだ。









「く、黒子っち?」






「・・・笑ってください。」








「へ?」









「黄瀬くんの笑顔が見たいんです。」
















そうして笑う黄瀬くんはいつも見たいにかっこよかった。














でも、気づいてしまった。
















この笑顔はいつの間にバスケから消えたのだろう。















でも、そんなこと、彼には言えなくて


押し寄せる切なさを押しこんで、また彼の腕を強く抱いた。















おいていかないでください。
















ボクたちはいつから笑顔でバスケができなくなったのだろう。
















END
=============
やまとおちといみは山に捨ててきました
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1988/11/03
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黒バス普及隊
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黄黒と銀新にお熱です。
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