@快吏の日記および妄想などが飛び交う(予定)散々なところです。
「ふふ。」
黄瀬君が声をこぼして笑うことは珍しい。
「どうしました?」
つないだ手はそのままに、首をかしげて彼に聞く。
左手の薬指にはまったそろいのシルバーリングがコツンとあたった。
「俺、超幸せだって思ったんスよ」
満面の笑みで応えられて、
ボクも思わず笑ってしまう。
「ボクもです」
照れ隠しに彼に引っ付くと、
黄瀬君が右手でボクの腰を引き寄せた。
ボクの頭にすり寄って、また笑みをこぼす。
つないだ左手をあげて、二人で見て、また笑う。
この日は、忘れないだろうと思った。
ボクの生まれた日に、
黄瀬君がくれた一生。
『黒子っち、オレの一生をかけて、黒子っちを幸せにするから!』
Happy Birthday!
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